昨年に立てた
目標は、今回の耐久第2戦までにすべて完成し実走テストを終えましたのでちょっちまとめておきます。
其の壱 フロントスタビエンド
この計画は、ノーマルスタビライザーのアーム取付部をピロマウントにして力点を支点に近づける改造です。ノーマルの−10cmぐらいの所に力点がかわり『ノーマル比200%増』位になった感じです。
今回の加工のいい所は、フロントロアアームに取付部を新たに制作するだけのお手軽加工で体感出来る(ピロは高いけどね)事です。
高い剛性を持っているタイヤなら、違和感無しで走れますし、リアのインリフトも結構押さえられます。
其の弐 エンジンダンパー
エンジンのフロントマウントにバイク用ステアリングダンパーを取付、エンジンのスイングを押さえるために制作しました。
4つのエンジンマウントの位置がわかれば、どのようにステアリングダンパーを付ければいいかはすぐにわかると思います。
これの良い点は、アイドリング付近ではノーマルエンジンマウントで振動を吸収し、急加速、急激なエンブレ時にはステアリングダンパーがエンジンの振れを押さえます。
前にも書きましたが、2速以上の加速時にはエンジンの振れがなく加速性能はかなり向上しました。(さすがに1速では振れます)
其の参 DC5リアブレーキ
今回の三点の中では、一番簡単に出来ると思っていたのですが、現物を見つけるまで時間がかかりました。しかし、現物が見つかれば寸法だしをしてすぐに取付けられ、すぐに体感出来る物です。
ブレーキディスクの加工(PCD100)に加工が出来ていれば、ブレーキのキャリパー+ピストンはバラさなくても作業が出来ます。
T.ocimaのBeatは、フロントにインサイト、リアノーマルのキャリパーを使っています。このバランスは正直よろしくなく、リアが効く前にフロントロック感が強い感じです。今回のリア移植により、フロントとリアがバランスよくサイズアップとなり、特に下りのフルブレーキで体感出来ました。
第2戦はメカニカルトラブルで、4速ホールドで周回する事になりましたが、上記三点の効果もありベストラップの2秒落ちで周回する事が出来ました。
(つまり、楽して速かったわけですな!!)