T.ocimaのレース運営の右腕のこてつ氏の『
こてつ号』のテスト走行に行ってきました。
今回のこてつ号は、ストリート仕様としてはある意味一つの完成系として紹介できます。大きな変更点は、エンジンマウントのシリコン強化、ハーフウェイの前後スタビ(絶版)とエンジントルクダンパーです。
エンジンマウントの強化は、皆さんの知っている方法の一つのシリコン充填法です。新車時から交換されていないと思われたので新品加工となります。『新品でなくても...』と、思うかもしれませんが、中古(汚れたもの)に充填しても効果が薄いですからね。
ハーフウェイのスタビライザーは、T.ocimaが1年使用した中古品です。このスタビは絶品で手に入らないので、いろいろ書いてもしょうがないと思いますが、リアスタビは「いいものです」
で、最後にエンジントルクダンパーですが、エンジンのフロントマウントにバイク用のステアリングダンパーを取り付けました。エンジンの前後の振れを一番振れる位置(エンジン下部)で振れを押さえようと考案しました。こいつは、かなり優秀な出来で2速以上でシフトした瞬間の『マシンが前に出る』感じが良く体感できます。
こてつ号は、かなり手の入ったBeatです。方向性としてはT.ocimaのレースマシンとは違い、ツーリング最強マシンです。今回の仕上がりに対して強いて言えば、前後スタビがかなりロールを押さえてくれるので、スプリングレートをもう少し弱くしてもよいかなと。結果、突き上げ感が減り疲れにくいマシンになると思います。